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2022.03.15

DBA

中央大学ビジネススクール 博士課程(DBA) 松下研究室 田端洋さんのレビュー論文が『広報研究』に掲載されることが決まりました。

中央大学ビジネススクール 博士課程(DBA)松下研究室在籍中、田端 洋さんの論文 「ブランドの失敗から企業イメージを守るコーポレート・コミュニケーションの研究 ──消費者行動研究の知見に基づく事前対策領域へのアプローチ──」が『広報研究』に掲載されることが決まりました。

学術雑誌『広報研究』は、日本広報学会によって、広報・コミュニケーションに関する学術的・実務的研究の発展および普及を目的として、年1回発行されている学会誌です。田端さんのレビュー論文は、査読委員による査読を経て、「総説」のカテゴリーに掲載されることが決まりました。田端さん、おめでとうございます!

https://www.jsccs.jp/publishing/research/

https://www.jsccs.jp/

・田端さんの論文の内容は、以下の通りです。
企業は安全性を欠く製品を顧客に提供して顧客に危害を及ぼしてしまったり、品質の低いサービスを提供して顧客を失望させてしまうなど、様々な「ブランドの失敗」を経験します。このようなブランドの失敗は、ときに企業のイメージを著しく傷つけてしまうこともあります。そのため、どのようなコーポレート・コミュニケーションをおこなえばブランドの失敗による企業イメージの毀損を軽減したり、傷つきにくい企業イメージを築けるかを知ることは、企業にとって重要です。

しかし、広報分野においてブランドの失敗に対して「事前に」対処する方法は十分に研究されてきたとはいえません。多くの研究努力は、「事後的な対応」に注がれてきています。とくに、事前対応の研究のなかでも、傷つきにくい企業イメージの構築を目指したコーポレート・コミュニケーションについては知見が不足しています。

そこで、本研究では、広報分野だけでなく消費者行動分野の研究も対象にブランドの失敗から企業イメージを守るコーポレート・コミュニケーションを扱った先行研究をレビューしました。レビューの結果、研究の現状と課題を明らかにすると同時に、実務上の示唆を導出しています。

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