2026年9月25日(金)、学習院大学経済学部 松下光司ゼミナール(演習2年生・3年生、担当:松下光司)は、マックス株式会社のみなさんを目白キャンパスにお招きし、学生企画発表会と懇親会を実施しました。
松下ゼミナールでは、「消費者の心理とマーケティング」を演習テーマに掲げ、消費者行動に関するリサーチ・プロジェクトに学術的な観点から取り組んでいます。消費者行動やマーケティングについて体系的に学ぶことは、大学生にとって欠かせないことである一方で、企業のマーケティングに携わるみなさんが日々どのような仕事をしているのかは、教室で学ぶだけでは見えてきません。このため、3年次からは就職活動が始まることを見据えながら、ゼミナールのなかで、実務の具体像を知る体験をすることも重要な活動であると位置付けています。
今回の発表会は、そうした体験の一つです。企業からいただいた課題に自分たちのアイデアで応え、実務家の前で発表します。この取り組みは、8月6日のマックス株式会社本社訪問から始まりました。訪問の際にマックス株式会社から「ホッチキスの新たな用途や価値の提案」という課題をいただき、学生たちは9月のゼミ合宿を含めて、グループに分かれて企画を練ってきました。今回は、その成果をマックス株式会社のみなさんの前で発表し、実務家の視点からご意見をいただく場です。
訪問と合宿の様子は、以下のニュースをご覧ください。
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「学習院大学経済学部 松下ゼミナール(演習)は、マックス株式会社を訪問し、マーケティング実務について学びました。」
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「学習院大学経済学部松下ゼミナール(演習)は、国内ゼミ合宿を実施しました。」
■ 学生プレゼンテーション
学生たちは、ホッチキスを「紙を留める道具」だけでなく、「何かを作る楽しさ」という体験を生み出すツールとして位置付け、幼稚園年長から小学校低学年の子どもを対象にした「ホッチキスなぞり絵キット」を提案しました。製品チームはカラー芯や専用芯ケースなど子どもの安全と親の安心を考えた仕様を、ブランドチームは「かちかちまっくしゅ」というブランド名と「かちっとつながる人と人」というコンセプトを、コミュニケーションチームは書店での販売や親子ワークショップ、SNSでの作品コンテストなどの施策を、それぞれ担当してまとめ、3チームで1本の企画として発表しました。
発表のあとには質疑応答の時間を設け、マックス株式会社のみなさんから、実務の視点に立った質問やご意見をいただきました。
■ 相互交流
学生とマックス株式会社のみなさんがテーブルごとに分かれ、マックス株式会社が用意してくださったテーマをもとに話し合う時間を設けました。最初のテーマは「普段使っているSNS」でした。これをきっかけに、大学生と企業で働く人とでは、ものの見方がどう違うのかを互いに知ることを目指して、いくつかのテーマを各テーブルで話し合いました。
■ 懇親会
発表会の終了後、懇親会を開催しました。発表の緊張がほぐれた学生たちが、マックス株式会社のみなさんと、仕事や就職活動のことなどを気軽に話す時間になりました。
8月の本社訪問から、9月の合宿での議論、そして今回の発表会まで、マックス株式会社のみなさんには長い時間をかけてゼミナールの活動にお付き合いいただきました。ご多忙のところ、目白キャンパスまでお越しいただき、学生の企画に丁寧に向き合っていただいたことに、この場を借りて御礼を申し上げます。
最後に、発表会に参加した学生の感想を紹介します。今回は、2年生にも成長の機会を与えたいという3年生の希望で、まだ本格的なゼミ活動が始まる前の2年生がマーケティング・プランの企画立案だけでなく、プレゼンテーションを担当しました。準備が不十分だった、といった感想もありますが、短い時間の中で十分に対応できていたと、私は思います。学生の率直な思いなので、そのまま掲載します。
なお、感想の中のマックス株式会社の方々、ゼミナール学生たちの名前は伏せてあります。ご了承ください。
■ 学生の感想
(2年生)
まだ授業としてのゼミは1回しかやっていない状況でのかなりおおがかりな企画で、正直不安だった。しかしプレゼンに向けた準備の過程はとても自分の力になるだろうと感じた。特に話し合いの面で、松下ゼミはみんなが意見を言いやすい・意見しない人は逆に珍しいのような環境であった。私は自分の意見を持っている方だが、周りに合わせて言いづらいと感じることが多かったが、松下ゼミはどの意見も聞き入れてくれる雰囲気があって発言しやすかった。皆活発にディスカッションするところだけでも、このゼミに入って良かった、成長できそうだと感じた。
(2年生)
ディスカッションでは、自分の意見を積極的に発言することができました。また、同じグループのメンバーの意見を聞く中で、自分にはなかった多方面からの視点やアイデアに触れることができ、多くの学びを得ました。
プレゼンの準備では、合宿以降、メンバー間での情報共有や進捗確認が十分にできず、準備が不十分なまま当日を迎えてしまったことが反省点です。ゼミ活動として初めて企業の方に向けて企画を提案する機会だったこともあり、三年生からの指示を待つ姿勢になってしまった部分もありました。
一方で、ミーティングへの参加やプレゼン、原稿作成などを二年生主体で進めた経験は、自分自身の成長につながったと感じています。今回の経験を通して、今後はより主体的に準備を進めていきたいと思いました。
懇親会では、普段なかなかお話しすることのできないマックス株式会社の社員の方々と直接お話しすることができ、とても貴重な経験になりました。実際に働いている方のお話を伺うことで、企業で働くことや商品を生み出すことについて、より具体的に考えるきっかけになりました。
(2年生)
まずディスカッションでは、ホッチキスでものを作る楽しさを自分たちでも実際に打って実感し、ターゲットである幼稚園生から小学校低学年の子どもと親の双方の目線から細かなキット内容や価値、工夫を深く考えることができました。途中で松下先生からのアドバイスもいただきながら、親目線だとどうしてもネガティブな方向に偏りがちだった思考を、子どもが遊んでどう感じるかというポジティブな視点へ広げることができたのが大きな収穫でした。途中からメモをまとめる役割を交代で担当しましたが、情報を簡潔かつ分かりやすく整理する難しさと大切さを痛感しました。3年生が全体の方向性を整理しリードしてくださり、私たち2年生3人が意見を出し合う形でしたが、皆んなの意見も踏まえつつ、少し異なる視点や自分の経験から感じたことを発言する中で、すごく頭をフル回転させた充実した時間でした。
次にプレゼンの準備では、班の方向性を話し合う中でXさんとYさんが発表担当を引き受けてくれたので、私は資料作成を担当しました。初めてCanvaを使って作成し、最初は文字が多くなりすぎたりもしました。しかし、Zさんのスライドを参考にしながら、枠のサイズや文字量、色使いを工夫し、資料や写真もうまく取り入れることで、いい感じの仕上がりにできたと思います。懇親会でAさんとお話しした際も発表資料の色使いを褒めていただき嬉しかったです。
そして懇親会では、Bさん、Cさん、Aさんとお話しさせていただきました。AさんやBさんとは日常の話題から、なぜ学習院に入ったのか、なぜ経営学科を選んだのかといったかなり過去のことも聞かれ、いい意味で驚きましたし、お二人の学生時代のお話も伺えて楽しかったです。
学習院大学 松下ゼミナール・研究室の活動についてもっと知りたい方へ
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