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2026.08.06

学部ゼミナール

学習院大学経済学部 松下ゼミナール(演習)は、マックス株式会社を訪問し、マーケティング実務について学びました。

2026年8月6日(木)、学習院大学経済学部 松下光司ゼミナール(演習2年生・3年生、担当:松下光司)は、マックス株式会社の本社を訪問し、マーケティング実務について学びました。

松下ゼミナールでは、「消費者の心理とマーケティング」を演習テーマに掲げ、消費者行動に関するリサーチ・プロジェクトに学術的な観点から取り組んでいます。消費者行動やマーケティングについて体系的に学ぶことは、大学生にとって欠かせないことである一方で、企業のマーケティングに携わるみなさんが日々どのような仕事をしているのかは、教室で学ぶだけでは見えてきません。このため、3年次からは就職活動が始まることを見据えながら、ゼミナールのなかで、実務の具体像を知る体験をすることも重要な活動であると位置付けています。

そこで、マックス株式会社にご協力をいただき、本社を訪問して実務家のみなさんと交流し、現場のお話をうかがう機会を得ました。学生の目線で言えば、マックス株式会社の特徴の一つは、取扱製品が幅広い分野にわたることにあります。日常的に目にする製品(ホッチキスなど)だけでなく、実は身近にあったけれども意識をしたことがない製品(農業・食品包装用の機器など)、事業者向けであるために見たことがない製品(建築用の電動工具など)といった、特性が異なる製品が並びます。これらの製品のマーケティングがどのように進められているのかを学べることは、ゼミの学生たちにとって貴重な機会でした。
さて、マーケティング実務について学ぶ体験の内容について、ご紹介しておきます。マックス株式会社が取り扱う製品は、大きく5つありますが、当日は、分野ごとにいくつかの製品を選んで実際に体験をさせていただきました。
■ 文具・オフィス機器
■ 建築・建設工具
■ 住宅設備機器と農業・食品包装/車いす
続いて、マックス株式会社の会社概要をご説明いただき、さらにはマーケティング担当者3名の方から、具体的な実務内容について、ご紹介をいただきました。
明るく、フランクな雰囲気を作っていただいたことで、参加した学生全員が質問する機会を得ることができました。そこでは、就職活動の企業説明会ではなかなか聞けない、かなり突っ込んだ質問もでていましたが、とても丁寧にお答えいただきました。

この日の体験は、学生たちが、企業で働くこと、マーケティングの仕事に就くことに理解を高めただけではなく、学びに対する意欲を深め、将来像を具体的に描く機会になったと感じています。このような貴重な機会をいただいたことに対しまして、この場を借りて、マックス株式会社のみなさんに御礼を申し上げます。ご多忙のところ、ご準備いただきましたこと、感謝申し上げます。

最後に、この日の体験から、参加学生がどのような刺激を受けたのかをご理解いただくため、各学年2名ずつの学生の感想を紹介します。2年生と3年生では感じ方の違いもあったようです。2年生は製品や企業の見方を養い、大学での学びとの結びつきに関心を向けています。3年生は、将来の仕事や進路選択との関係から、今回の体験をとらえています。

■ 学生の感想
(2年生)
マックス社については、ホッチキスをはじめとする文具メーカーというイメージが強く、製造業がどのような視点で事業を展開しているのか、これまであまり理解できていませんでした。しかし、今回のイベントを通して、マックス社への理解が深まっただけでなく、製造業におけるマーケティングについても学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。

特に印象に残ったのは、マックス社が現場での経験や現場の方々の声を非常に大切にしているという点です。業界特有の課題について知るとともに、実際に製品に触れる機会を通して、顧客の声を聞き、現場を深く理解することの重要性を実感しました。そして、その姿勢をマックス社が大切にしている理由にも強く納得しました。

また、私は以前から海外マーケティングに興味があったため、海外市場に向けてどのようなアプローチを行っているのかを具体的に知ることができ、とても興味深かったです。今回の見学を通して、語学力をさらに磨きたいという気持ちが強まるとともに、海外マーケティングについてもより深く学びたいというモチベーションにつながりました。

(2年生)
マックス社を訪問させていただいて、普段何気なく使っているホッチキスなどの商品が、使いやすさやデザインだけでなく、消費者のニーズを細かく考えながら作られていることを知り、とても興味深かったです。特に現場に行って商品を日々より良くしようと活動していらっしゃった姿が勉強になりました。

例えば野菜の袋を閉める機械は商品を生み出す農家さんの手間とそれを使う消費者の手間どちらの立場に立っても使いやすい構造が出来ているのはまさにマックス社の商品開発ならではの素晴らしさだなと感銘を受けました。また、授業で学んでいるマーケティングが、実際の企業活動の中でどのように活用されているのかを具体的にイメージすることができました。

(3年生)
就活が始まったこの時期に会社を訪問し、社員の方々からお話を伺うことができ、とても貴重な経験となりました。これまでメーカーとはまた別の職種を中心に業界分析を行ってきたため、メーカーでブランドを推進するということはどういうことなのかについて、今回のイベントを通してとても解像度をあげることができました。

なかでも印象的だったのは、現地に足を運んで実際に使用されている職人さんの声をヒアリングされていること、そして設計などを行う技術担当の方々と密に連携してマーケティングが完成していることです。国内外問わず出向いてヒアリングするという点に関しては、マーケティングを行う際に常に調査が軸にあるという点が、ニッチな市場でニッチなニーズを満たす製品を販売されているマックス様ならではの強みなのではないかと感じました。

また、設計を担う方々との連携という点に関しては、文系の私には想像力の至らない部分であったのでとても学びになりました。例えば、デザインとの整合性を考慮しつつもクオリティーを落とさないよう改善を重ねられているというエピソードや、何年使っても全然壊れないという強みを活かした消耗品ビジネスのデザインを伺い、実務でご活躍されているプロの方々の、業界や市場に対する理解度の高さに刺激を受けました。

(3年生)
会社概要から製品の細かな特徴まで、幅広く学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。中でも、実際にさまざまな製品を手に取って体験できたことが印象に残っています。特に、普段なかなか見ることのできない機工品にも触れることができ、実際に使ってみることで、製品に込められた工夫や、人気につながっている魅力をより実感することができました。

また、実際に働いている方からマーケティングの実務について直接お話を伺うことができて、とても興味深かったです。海外事業部の市場への導入までの流れや、国内事業部のデジタルマーケティングにおける企画・実施から、課題を見つけて改善していくまでの具体的なプロセスを知ることができ、マーケティングの仕事についてより深く理解することができたと思います。

普段からゼミとしてマーケティングについて知識としては学んでいますが、実際にマーケティングを仕事としている方からお話を伺うことで、これまで学んできた知識が実務の中でどのように活かされているのかを知ることができ、マーケティングという仕事への解像度が大きく高まりました。これまでも将来マーケティングに携わる仕事ができたらと漠然と考えていましたが、今回のお話を通して、改めてマーケティングの仕事への興味や憧れが強くなりました。

学習院大学 松下ゼミナール・研究室の活動についてもっと知りたい方へ

・学習院大学経済学部 松下ゼミナール(学部2・3年生)での学びに関心がある方はこちらをご覧ください。
https://koji-matsushita.com/seminar/

・学習院大学大学院経営学研究科 松下研究室(修士課程・博士課程)での学びに関心がある方はこちらをご覧ください。
https://koji-matsushita.com/graduate/

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