About This Site
中央大学ビジネススクールは、ビジネスパーソンに特化したビジネススクールです。平均年齢が40歳程度の経験豊かなビジネスパーソンが学ぶ場になっています。
どのようなマーケティング戦略を策定すれば良いのか?―― 職種や業界は異なっても、多くのビジネスパーソンが、マーケティング戦略の策定に関する悩みを抱えていることと思います。そして、その悩みに対する答えの一端が、マーケティング戦略が向けられる対象である「消費者を理解することから得られる」という考えに、多くのみなさんに合意してもらえるのではないでしょうか。
しかし、消費者の心理や行動を理解するための、どのような道具が世の中に存在しているのかは、あまり知られていないようです。このような思いは、ビジネススクールで教鞭をとるようになってから強くなってきています。
実は、アメリカを発祥として、すでに半世紀以上にわたって、消費者を理解するための道具が生み出され続けています。また、わが国においても、すでに多数の道具立てが作り出されています。
この道具は、研究分野としては、「消費者行動論」「消費者心理学」と呼ばれています。ビジネスに携わるみなさんも、これらの知見を使って消費者の心理や行動を明らかにし、有効なマーケティング戦略を策定するための武器とすること(:消費者行動分析)ができるのです。
このサイトは、このような視点から、消費者行動分析や消費者行動研究について広く知っていただくことを目指して、2012年に開設されました。ターゲットは、マーケティング戦略を策定するための手がかりとして「消費者を理解したい」ビジネスパーソン、また消費者行動研究に取り組む学部生や大学院生のみなさんです。
消費者行動の研究成果は論文という形で学術雑誌に発表されるのですが、それを読むのは少し敷居が高いのかもしれません。そこで、このサイトでは、日本語の書籍紹介、コラムや文献紹介という形で、少し柔らかく研究成果を紹介していくことも目指します。
もちろん、このサイトの情報によって、消費者行動研究におけるすべての知見が紹介できるわけではありません。むしろ、ほんの一部でしかありません。情報の取捨選択の切り口は、中央大学ビジネススクール松下研究室の研究活動、そして、担当教員である松下光司の研究視点によるところが少なくありません。本サイトの視点をご理解いただくためにも、研究室の研究成果、松下光司の研究や教育活動の情報も提供していく予定です。