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プロジェクト研究

コラム 『人生を変えた私にとっての論文』

伊藤 真由美

2012年3月に私は中央大学ビジネススクールを修了しました。今では達成感でいっぱいです。こんな思いになろうとは2年前には想像すらしていませんでした。私にとっては大学院入学もチャレンジだったのですが、それともうひとつ。論文作成という大きなチャレンジを成し遂げたことがその後の自分を大きく変えたような気がしています。

大学院入学のきっかけはもっと自信をもって仕事ができるようになることでした。「これでいいだろう・・・」と多少不安なジャッジをしている自分に気づきながらも、大きな失敗はないものの、なんとかつじつまを合わせながら仕事をしていることが、40歳を超えて年齢を重ね、責任も重くなってくる中でごまかしがきかなくなってきたのです。

そんな中で始まった大学院生活ですが、学生生活が経過する中で、修了時の自分姿を思い描くことが多くなり、そのときに何が残せるだろうかとぼんやり考えていました。決して「論文を書きたい!!」と強く思っていたわけではありません。1年目に授業・課題・グループワーク等、通学しているだけでも大変なのに、この上、どうやって時間を捻出し、論文を作成するのかと思っていたほどでした。そんな私が論文作成に挑戦することになりました。書こう!と思った決め手は、2年間は死に物狂いで勉強するという覚悟で入学した大学院。論文というひとつのハードルに挑戦してみようと自分の意思で決めたものです。

作成すると決めたものの、それからは苦労の連続でした。欲張りな私は、研究テーマを決めるにも、いろんな切り口が浮かんでは消え、なかなかやりたいことが絞り込めません。ただ、思っていたことは、実務に活かせることと、他人には利用できない資源を利用して研究するということです。

先生のご指導の中、質問を投げかけ、導いていただくことで思考が整理され、自分がやりたいことは何なのかが自然と整理されていったような気がします。

そんな思いの中、2年間のかけがえのないものとして、ここにその論文があります。拙いものかもしれませんが、良くここまで仕上がったものだと感慨深いです。今は会社のデスクにピンクのファイルで閉じられ、いつでも見ることができる場所に立てかけてあります。しんどかった時の思いもよぎりますが、なにより大学院生活をいつでも振り返ることができるものを作成できたことは大きな財産です。

論文を書くことを通じて感じたことは、文章にまとめることによって自分が何を求めているのか、知りたかったことが明確になるということです。企業での実務と論文を書くことは関連性がないように思われるかもしれませんが、突き詰めて考えることによる思考力の強化、論点の整理、そして自分が求めているものを見極め、研ぎ澄ましていくこと。これらは実務において成果を上げるためにも重要なポイントになるはずです。論文を書いた成果は想定以上に大きなものになりました。実務に活かすことが出来ればまさに一石二鳥です!

皆さんも是非チャンスがあれば論文を書いてみることをオススメします!物事をやり通す達成感、爽快感、きっといろんなものを感じて、人生が豊かになると思いますよ。

 

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